「はてな匿名ダイアリー」に「マジックテープの財布を使う同僚を注意した」というブログ記事が2月17日に投稿され、マジックテープを“バリバリバリ”っと剥がして開く財布の是非を巡って論争となっている。
このブログ記事は、「小学生が使うようなスポーツブランドの財布」を使っている同僚に対し、「スーツにそれは良くないですよね、と注意した」という人物によって投稿されたもの。投稿者はその同僚に反論されてしまい、「もう彼には忠告しない」ことを決めたそうだが、
「人と会う、人に見られる仕事なんだから外見は整えるべき」
「『スーツ着て来い』っていうのはただ上着とスラックスを着ればいいわけではない。(中略)同様に財布だってそれに適したものがあるだろう」
など、マジックテープの財布が社会人にはふさわしくないことを懇々と説いている。
こうした「マジックテープ財布論争」は、実はネットでは定番だ。これまで何度となく、激しい論争が繰り広げられてきた過去があり、「支払いは任せろー(バリバリバリ)」(※)という“お約束”のアスキーアートやフレーズが存在するほどだ。
(※)せっかく「支払いは任せろ」と女性の前で格好良く振る舞ったのに、高級レストランなどに「バリバリバリ」っとマジックテープの財布を開ける音が響いたらそれも台無し…というような意味。
しかし、このブログ記事はまたしても論争の対象となり、2月19日の17時までに260人以上にブックマークされ、ツイッターの引用数も230件以上という人気記事となっている。コメント欄やツイッターには、
「まあ、貧相にはみられるだろうな。まあ、どの財布から出そうと金は金だけど」
「まあなんだかんだいっても最低限のビジネスマナーは身につけたほうがいいと思うよ」
「こういう指摘はありだと思うな」
と、投稿者に賛同する者もいるものの、
「マジックテープでも別に構いやしないと思う。そもそも人の財布なんて、どうだっていいんだよ」
「マジックテープの音よりこういう説教厨の小言のほうが五月蠅いんですよね」
「マナーの第一歩は 他人に押し付けがましいことを言わない だよ」
など、「何が悪い」「余計なお世話」という意見も多く、賛否はまさに五分と五分。いくらかネタ化してしまった感のあるこの論争だが、はっきりと勝敗はついていないため、今後も幾度となく取り沙汰されることになりそうだ。
引用元:ニコニコニュース